【Elephant SANTIE】ショートシーン

雨上がりにビコーはねぐらの外へ出てきました。
木々の葉からまだ雨の余韻がこぼれ落ちています。
風は一足遅れで雨を追いかけていくように森を駆け抜け、
光がやっとの思いで地面に辿り着いた頃、
再び生命がゆったりとした時を刻み始めます。
やがて森は、思い出したかのように歌いはじめるのです。
それはまるで新たな一日が始まったかのよう。
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◎ビコー(Biko)
リスの一種。
ビコーというのは単体の名称を表すのではなく、種全体の呼称。
別名(彦)。日本書紀のスクナビコナから名前をとっていますが、本編とは何の関係もありません。また、その名前から(やまびこ)を連想させる。
◎ビコーとカオワブの樹
ビコーはその一生のほとんどを樹の上で過ごし、地上に降りる事は滅多にない。
ティアナワンガにはクヮンカウ・マー・カオワブの樹に代表されるような大樹が沢山あり、またこれらの樹は水分を豊富に蓄えている。
おそらく、樹の内部(膨らみの部分)は池のようになっていて、ビコーたちはこの中をプール付きの家のように使って暮らしている。
天空のもの、地上のものからなるティアナワンガにいて、唯一その中間に住むものと言えるだろう