ここ最近、「自分の責任」ということについて、いろいろ考えさせられます。
お仕事をする上で、お付き合いさせていただく方々を信じてお任せすることは
大事だと思っているのですが、
私は「信じる」という言葉の中に
「甘え」を盛り込んでしまっていたような気がします。
「そんなこと、まさかあるわけないよねー」なんて、
それこそ「あるわけない」のです。
自分の勝手な憶測と「信じる」ことは別のもので、
自分の基準と、他人の「当たり前」も、同じではないのですよね。
「基準」にズレがあるとわかった時に、
自分はその誤差を受け止める覚悟があったのか?と聞かれると…
正直なところ、自信がありません。
自分の覚悟ひとつで収拾できる事柄と、
そうではない事があることに、もっとちゃんと向き合わないといけないんですね。
取り返しのつかないことが起る前に。
* * * *
私は世に出た後の自分の作品に対して、あまり興味を持てません。
一度雑誌に掲載されて読者の元に届いたのであれば、
そこで役目を果たせたという感覚なんですね…
だから使用済みの原稿をすぐに返してくれとは言いません。
自分の手元に戻ってきて欲しいという気持ちがあんまりないんです。
私にとって大事なのは「漫画を読者さんに読んでもらう」そのことだけなので、
その前後のことは、まぁどうなってもどっちでもいいというか…。
でも最近は、もう少し自分の作品の行く末に責任を持たねばならないなと感じています。
その作品に関わるたくさんの人たちのためにも、
作者が自分の作品に興味を持ち続けることは必要なんじゃないかな、と。
今頃なんですけど、
漫画もイラストも世に出るともう、作家一人のものじゃないんですよね。
そういうことが、最近わかってきました。
色んな部分で、まだまだ私は甘いのだと痛感しています。
もっとしっかりしなければ。
自分の描いた絵が、印刷されるとはどういうことか
他人の目に触れるとはどういうことか
誰かの手に渡るとはどういうことか
絵に対してお金をもらうとはどういうことか
改めて考えてみようと思います。