
簡単な篆刻セットを買って、初めて篆刻をした。
入門書は読んだけど、師匠はいない。
いつも通りの自己流。
だからぼろぼろ。
でも、面白かった。
何故か?
学ぶことがあったから。
些細なことでも、未経験で生まれて初めての事を学ぶのは
五十四になっても、やっぱり面白い。
何を学んだか。
篆刻は彫るんじゃなくて、斜めに傾けた印刀をカンナのように操って
石の表の皮を剥ぐみたいに削るんだということ。
それが篆刻の、印刀の使い方だと、極意だと教科書に書いてある訳ではない。
僕の自己流のやってはならない勘違いかも知れない。
けど、構わない。
この気付きが僕にもっと篆刻したいという想いにさせた事実で
僕には充分だから。
しかし、今日はここまで。
意味不明にはまりたくはない。
意味不明に気に入ったものが出来るまで
むきになりたくない。
しかし、印刀の使い方に少し気付いたから
あれもやれそうだ、これもやれそうだ、というワクワク感がある。
またやりたい。
Gから掘り始めた。特にボロボロ。意味もなく掘っていた。
周辺の欠けは印刀の尻で叩いて
ワザとつけたもの。別の意味でこれもボロボロ。でもいい。
頭で極めたくない。
ボロボロを繰り返して自然な気持ちの変化で
作品(大袈裟?)を変化させていけたらいい。
今回は印稿も書かず、だから転写もせず、いきなり石に鏡面文字を書くという
手抜きもやった。だから字自体もボロボロ。
今度はちゃんと文字をデザインしてやってみよう。