
(画像は内容と関係ありません)
最近話題になった日本人(と日系人)の複数同時ノーベル賞受賞に関してたまたまニュースサイトで見つけた記事ですが、書き手の方の大変に熱のこもった素晴らしいコラムだったので、この場を借りてご紹介させていただきます。
伊東 乾の「常識の源流探訪」
『日本にノーベル賞が来た理由 幻の物理学賞と坂田昌一・戸塚洋二の死』(2008/10/14)
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http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/nbonline.cfm?i=2008101400884cs&p=1
例によって長文な上に、用語も専門的でとっつきにくい部分がありますが、それを我慢してでも最後まで読む価値は十分にあると思います。
それは、文中最後のほうに出てくるこんな言葉からも推測できることでしょう。
「科学は決して一人の力でできるものでなく、多くの人の協力で成立するものです。と同時に、科学は多くの人の才能を伸ばすことで成立し、ちょっとでも出すぎた杭があると叩きつぶすことに汲々とする日本の風土は、クリエイティヴなサイエンスを育てるのに、極めて不向きです。ノーベル賞が出た、というと「母校」や「ゆかりの大学」がお祭りをしたり、後追いで「文化勲章」など急ごしらえで出すことを相談しているらしいですが、なぜ人々は日本から頭脳流出せざるを得なかったのか、そういう観点はノーベル賞お祭り報道の中で全く顔を出しません」
ここLWに縁の深いアートと、科学(物理、化学etc…)とは、一見すると畑違いと思われそうですが、どちらの世界にせよ、その中には確かに熱い血を持って、あらゆる困難と闘って己の理想を追い求める無数の個人が存在するのだ―。
そういう、言われて見れば当たり前なことを当たり前に思い出させてくれる、よくまとまっていて優れた文章だと思います。
まだ掲載は前編?だけですが、続きも興味深いです。