
え~、また自分お仕事イラスト流用で恐縮ですが。。
(ていうか、このロフトワークブログでイベントとか「ハゲタカ」以外のこと書くのすっげー久しぶりですよ…苦笑)
というわけで(!?)コミケ期間中にどんな分身マジックを使ってか(笑)、うまいこと時間作って、お台場の科学未来館でやってる「翼竜展」見て来ました!本当はもっと早く紹介記事を書きたかったんだけど…。
以下、公式ホームページね!
「世界最大の翼竜展 恐竜時代の空の支配者」
↓
http://www.asahi.com/yokuryu/topics/TKY200808150104.html
※実はサイトトップページ上部に出ている翼竜の飛行再現動画がめちゃくちゃカッコいいんですが、その下の記事本文?が「展示の後はなんちゃらかんちゃら(ようするにお台場のショッピングモール?)で楽しもう!☆」的な意味わからん宣伝になってるので、アホくさいから敢えてリンクは下層ページに貼ってみました。。(伏)
期間は今月の31日まで、つまり夏休み(子供的に)いっぱいは観られます!
…ちょーっと普通に行きづらい場所にあるんですが…(「船の科学館」の割と近く、ってわかります?逆にマニアックすぎて無理か??笑)
※アクセスは、新橋からゆりかもめで「テレコムセンター駅」下車徒歩5分だよ!
こちらの展示、はっきり言ってもぐ激しくお・ス・ス・メ☆です!!!
理系男子は無論、理系じゃない人でも、ていうか女子でも、それ以外(?)でも何でもいいけど、絶対観たらすごく面白いと思うっ!!(奮)
一番わかりやすいお薦めネタは、やっぱり宣伝にも出ている「史上最大の実在した飛行生物・ケツアルコアトルス」の全身骨格標本(模型)だと思いますが。
これ、ほんっっっとに、デカイから!!!!!!(驚)
ふーん?でかいんだ?っといま思ったアナタの想像の1.5倍以上は確実にデカイだろうと!!(断言)※ちょっとした小型飛行機よりは大きいそうですし
サイズの数値的にどうこうっていうより、会場に入って、実際に目の前に空間を割って存在してるその圧倒的な迫力とか、実在感みたいのがもう驚きなんですね。。
え!?これがほんとに生きてたの?空飛んでたのっ!?みたいな。
会場内のいたるところに(どちらのCG制作か知りたいのですが…)冒頭の飛行再現映像が大型プロジェクターで投影してあって、すごく「飛行感」というか、なんか軽やかな感じがしてそれ見てるだけでもウキウキします♪
でも、その見た目のデカさ以上に「ほほう~!」となるのが、ケツアルコアトルスという、飛行生物としてある種の到達点に至った生き物の”優れた飛行能力の仕組み”なのでして。
これが今回の展示が、上野の科学博物館ではなく、お台場に新しく出来た科学未来館で開催された由来かな?とも思うんですけど。
恐竜に関する展示でありながら、その骨格構造とかの解説文の文言とかが、何ていうかやけに「飛行機野郎くさい」のだ(笑)。
「…このように翼断面は現代の航空機の翼構造と酷似しており…」とか
「…重量軽減のため骨格は中空構造となっており、強度が必要な部分では蜂の巣のような構造で、これは現代の航空機にも採用されているもので…」とか
「…離陸・着陸時には翼前面の筋肉を変形させることで揚力を得ることが出来…」
…みたいな感じ??(って細部は思い出せませんが~)
こんな難しい用語使って、小学生とか読めんのか!?とか心配したら、やつら、会場で配られたポ○モン的キャラクターが恐竜の名前とか解説してくれる端末でキャラゲットに夢中だったから全然ノープロブレムでしたよ!!(つまり読んでねえ!爆)
解説文は、むしろマニアックなおじさん向けだったんですね。。。(自分!?笑)
その、悪い意味ではない「飛行機野郎くささ」が、展示コンセプト全体を貫いているように思えましたね。
ほら、恐竜って、最後には絶滅しちゃったじゃないですか?
だから必ず、どんなカッコいいT-レックスの展示だったりしても、会場の最後のほうまで行くと「あ~みんな死んじゃったんだ…さみしいなぁ…」と若干ションボリした気分になって終わることになるんですけど、しかーし!今回の展示は違う!!
「大空の支配者・翼竜を継ぐもの = 現代(または未来)の人間が作った航空機」
みたいなコンセプトで、うまーく繋いであるんですよ!!!!(凄!?)
えらい!確かに、これならションボリしないで明るい気分で帰れる!!?(爆)
確かに、展示を見ながら「ケツアルコアトルスの飛行の仕組みってもの凄く”エコ”だな~」とか思うわけです。
だってセスナより大きい?っていう巨体でありながら、個体重量は人間の成人男性一人分くらい(!)しかないって。。大きすぎて恐らく羽ばたきでは飛んでいなかっただろうから、滑空するには重量は極力軽いことが必須なのですね。
で、その翼構造も、鳥よりはコウモリに近い、発達した前肢の指との間に張った皮膜(血管・神経・筋肉がある)を自在に操って、極めて微妙で高度な飛行性能を実現していたらしく…陸から数百キロ離れた海上で化石が見つかったりもしてるので。
その、ケツアルコアトルスの「省エネルギー・小エンジンで、長距離」の飛行の仕組みを研究し、解明することで、人類の次世代の航空機開発に役立てようという。
実際にもうかなり進んでいるらしいですよ?
JAXAでは可変翼によってソニック・インパルス(だったっけ?ソニック・ブームとは違うの?)つまり物体が音速を越えた時に襲う衝撃を軽減し、さらなる高速飛行を可能にする…という次世代ビジネスジェットを研究中だとか。これも翼竜の「翼折りたたみ」の研究に基づいているとかで。
あと、これはもっと面白いと思ったんですが、翼竜研究からずばり
「頭脳を持ち、エンジンの無い、夢の次世代航空機」
を作ろうという!!そ、それはすごーい!!!(驚)
アメリカかな?海外の研究者の方でしたが、そのコンセプトは、要するに非常に軽量な機体の翼全面をソーラーパネルで覆い、そこから得たエネルギーで、完全コンピュータ制御によって主翼や尾翼、フラップの角度なんかを微妙にコントロールしながら(そう、まるで滑空する巨大翼竜の翼の皮膜のように…)長期間飛行し続けることが出来る無人の航空機、というものらしい。
※もぐ追記:忘れてた!最先端の”人工筋肉”を使った「ソリッド・ステート・エアクラフト」ってゆうんですよ☆てか、名前カッコいいな…
…もっとも、用途としては今のところ、地球上ではなく宇宙で、星間探査機とかを想定してるようですが。
でもこれって、いずれは地球上でも普通に実現してほしい!てかまだ作れないの?!
船とか行けそうじゃ?(それじゃ翼竜と違うだろうが。笑)
※重油が高くて漁民の皆さんが困ってるそうなので、早く船が完全クリーンエネルギー化されればいいのに~
ぉお?
しまった、なんか気が付いたら結構一般向けじゃない話に突入してしまっていたようだ…(汗)すいませんね、どうも。好きなんですよ、空とか飛行機とか。。
※航空マニアというほどでは全くありません!
いやいや。でも、正直行く前は「お台場なんかでやりやがって~どうせナンパな(?笑)展示なんだろう!」とか舐めてかかってたんですが。。
どうしてどうして。熱いものが込められた、良い展示内容でしたよ。。。
個人的に印象残ってるのは、各研究の当事者である個人の研究者の方を名前を出してピックアップしてたところですかね。いいね~ああいうのは。
パネルにね、シュミとか「座右の銘」とかまで書いてある。
(座右の銘「少ない労力で大きな成果」って書いてた方、何故か笑えました…)
こういうのって、何か研究者っていうある種、雲の上の人々が身近に感じられるというか。。あ~こういう人達も日々たくさん失敗とか、迷ったりしながら、でもなんて楽しそうなんだろう!みたいな。
あれを見て、まぁ内容は全部理解できなかったとしても、小学生の子とかが「ぼくも(わたしも)おっきくなったらなんか研究しよう!」とか思ってくれたら良いね。
そういうために作った、思いのほか真面目な施設だったんですね。。もぐ反省☆
…日本は、御存知のように資源のほとんどない、国土も狭い「貧しい」国です。
この国が世界に誇れる財産があり得るとすれば、それは「人材」をおいて他に何も無いワケです。
現在のハイテク社会、科学技術立国を達成したのも、多くの企業の中の無名の開発者、大学等の研究者、教育関係者、市井の町工場の親父さんたちですら相当に高度な理系の頭脳を持っていたと言われています。
その人達の努力と切磋琢磨が、戦後の高度経済成長を可能にしたのです。
しかし、今ではそのレベルは急速に低下しつつある、そうです。
理由としては、世の中全体にちょっと「理系ダサいよね」みたいな気分がある、からではないかと思うのですが。。(確実にスポーツ選手より尊敬されてないよね?)
それってとても残念なこと、どころか危ないことではないかと。
これからますますハイテク化する世界の中で、本当に日本は生き残って行けるのか?
考えると心配でしょうがないですね…。
世界には他にどこも無いんですよ?こんなに理系の頭脳が軽んじられてる国って。
大体、個人の努力とかを正当に認めてない気がする。。
研究して、ある成果にたどりつくまでに個人がどれほどの労力と時間と汗をつぎ込んだか、それを認めてくれないから、研究職とか技術職全般がこんなにも軽んじられているのでは?結局、「コミュニケーション能力」とかいって人付き合いの能力に長けている人間だけがお給料イッパイもらえる社会ってどうなの?(それ本音か。。笑)
一説には、これからの世界は「たった一人の天才が数万人を養う構造」になって行くのだそうですよ。※例:米国の、グーグル創始者の二人とか…
なのに、こんな風にやる気ある個人をないがしろにする国では、有望な理系の人材みんな海外に逃げちゃうと思いますよ。。そうなったらどうすんの?
いつまでたってもバカ高い特許使用料とか払わされ続けるんですよ~。。。
翼竜って、最終的には「大型化し、種としての多様性を失った」ことで絶滅を逃れられなかったと言われている。
他方、後から進出した鳥類は、ちっちゃくてももの凄い多様な種類がいたことで、白亜紀末期の大絶滅をいくつかの種が生き延びることが出来たらしい。
やっぱりね、”多様性”って大事だと思うんですよ。
生物にも、もちろん人間社会にも…。
なんてことを帰りのゆりかもめの窓から国際展示場の夏コミ会場の人並みを眺めつつ、ぼんやりと考えてた…ような気がするだけかもしれない。。(どっちだよ…笑)
最後の方ハナシがへんな方向行ってしまいましたが(苦笑)、とりあえず「翼竜展」絶対おススメですのでっ!!!
※そういえば。一応、冒頭の画像の記事はコチラですよ~
↓
http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/articles/0805/12/news063.html