ちょっと前の話になりますが、IGAS(International Graphic Arts Show)に行ってきました。印刷マニアの僕はハイデルベルグ社の巨大な印刷機が「ただいま時速○○kmに到達しました」というアナウンスとともに高速運転する様子がたまらないのです。それはきっと僕が少年の心を持っているから。そうに違いない。
それと、出展企業のレアなノベルティ獲得も目的の一つ。一緒に行った友人はモリサワのオリジナルパッケージのサクマドロップなどなど、いろいろもらっていましたが、僕的にはさらにレアものがほしいなぁーと。
そこで目を付けたのがインキの缶。インキは産業廃棄物だし、キレイなモノの入手は困難に違いない。なにより個人で所有している酔狂なヤツはいないだろうと。実際インキの缶は度々見かけたのですが、残念ながら手に入れる事はできませんでした。前回はCTPの実演で、自分の顔写真入りの刷版を手に入れたんだけどなぁ…。
時々「なんでDTPエキスパートなんて持ってるの?」なんて聞かれる事があります。確かに印刷管理者向けの資格ですが、その守備範囲は光の理論、書体やフォントの歴史、アプリケーション間の相性の話など20角形の重箱ほどの広さ。勉強していて面白かったし、何より楽器の演奏者が自分の楽器の手入れと基本的なメンテナンスができないようでは、ねぇ。
コンピュータとソフト、アイディアさえあればイイものができるとは限りません。アイディアを具現化するにはもっとたくさんのものが必要です。DTPエキスパートを持っていて得した実感はほとんどありませんが、実は色々なカタチに変化して僕の役に立ってくれているコトでしょう。
一つの仕事を終えて、手元に残るのは完成品だけではなく、もっとたくさんのモノが残るような仕事が、「イイ仕事」ってヤツですよね。
と、偉そうな事を言いつつ、失敗したなぁーなんて思う事もしばしば。僕も精進しなくては。