
仕事がなくとも手を動かしておかねばね。
絵を描くというのは、手と頭の連絡を良くしておく事なんだ。
バカほど描くと、頭と手の連絡が激しくなる。
すると、目が見たものを手が描いているんじゃなくって、頭の中に映った画像をスケッチする事になる。
頭イコール手という状態になる。
絵はその状態にならないと、絵ではない。
かねてからぼくのアート観は《人が描くと言う人工性を、人間と言う天然性を潜らす事でその作られたものは天然となる》という事。
描く人、作る人は、いかに彼自身天然物になっているかがアートなのかそうでないのかの分かれ道になる。
自分を天然物に常々しておくには、手と頭を常に会話させねばなりません。
その精神状態に常に持ち込まねばなりません。
気分が落ち込んだりすると全く描く気になりません。頭の奥がポ~っと赤くなりません。
台風が来て、地震になっちゃった。どんよりと曇っている。
手を動かそう。
描いているうちに、その肌触り、ちょっとした表情の機微などが解ってくる。
この人とも長い付き合いだな~。
女として意識したことは最初からないのだけれど、何か、手に取るように解ってくる。
ある意味では、すごく惚れているんだな~。
【一沈】
あ、これ、手の運動だからね。手のね。
まだ、頭まで行かないな~。