おもしろい題材ですね~。
ロフトワークにはプロのイラストレーターさんやデザイナーさんはもちろん、学生の方やアマチュアの方もいらっしゃるので、結構興味深いネタかも。というわけで今回も長めです。
僕はフーテン→デザイナー→プランナーという道を歩んでいるのですが、この何年かはデザイナーさんやライターさんと仕事をする機会が多いです。で、いろんな方がいてまだ駆け出しの方とも仕事をすることもあるのですが…プロになれるかどうかは「最初の根性(もしくは努力)」がとっても必要だと思います。
(僕の事をよく知る人が聞いたら「どの口が根性と言うかーー」と怒られそうな人間なのですが、でもそう思うのでもうちょっと付き合ってください)
駆け出しの方ってどうしたって、クライアントやユーザーが満足するものは出せないものです。自分は「おお!結構いい!」と思ったりもしちゃうんですがクライアントが求めているのは「マイ作品」ではないのでクリエイターの満足なんかは残念ながら知ったことではありません。
で、最初はなかなかツボを押さえられないので(違うんだよね~)と思われることがほとんど。で(違うんだよね~)が生まれると、大体の場合、その後は我慢比べです。あーしろこーしろ…とひたすら修正が入りまくりになりがちなのはご存知の通り。その時駆け出しのクリエイターさん(失礼)はこー考えがちです
(あーもう時給250円くらいだよ…やってられねー…)
で、とる行動が4種類あります。
・逃げる(音信不通)
・適当な修正しか出さない
・値上げ要求する
・根性で頑張る
最悪なのは3番目です。クライアントや一緒に仕事をしているディレクターも実は「あー、もう駆け出しに頼んじゃったよ…勘弁してくれ~、でも俺も昔はこうだったか…ガマンガマン」と思っている中、追加請求をされると…ブチ切れます。
1番目と2番目の差は
逃げる(音信不通):ライター&イラストレーター
適当なものしか出さない:デザイナー
と相場が決まっています。(僕も心当たりがある)
で、ここでどれだけ根性を出して時給20円くらいになってもポジティブに頑張れるか物理的に生き延びられるか、がプロになれるかどうかの違いだと思います。
ライターさんは結構典型的なんですが、実はレベルがあがってもそーーーんなには文字数あたりの価格が変ったりはしません。1文字あたりの差はいいとこ5倍程度です。じゃあ羽振りのいいライターさんはなんでいるのかというと…「仕事のスピードが早まってる」んです。1ヶ月に週刊誌半ページがやっとだったのが、気がつけば30P書いてたりして、仕事が60倍出来るようになってたりするわけです。で1文字あたりが2倍のギャラになってると…月収1万円が月収120万円になってたりするわけです(マレですが)。
このライターが月に半ページしか書けない頃、ウェブデザイナーが小さな商店のサイトを3ヶ月かけてつくったりする頃、イラストレーターが1ヶ月に8000円で2カットを描く頃、「まじ食っていけないわこれ…」となりやすいのですが…
この最初の貧乏に耐え、根性で乗り切ると「ツボ」が見えてきてクライアントも喜ぶようになり、次の仕事を紹介してくれて、ペースが早くなって…という好循環に入れて…メシを食べれるようになるのでは?と思います。逆に腕が未熟なのに追加請求をするデザイナーやイラストレーターさんは生活に困りがちです。
というわけでお題に対しては「最初のビンボーに耐え、謙虚にがんばる!」というありきたりな答えになってしまいました(笑)。