ターシャ・テューダー展/3月28... < 一覧 > 仕事サイト公開
28日は二つの展覧会に行きました。一つはターシャ・テューダー展(下の日記をご参照下さい)、そしてもう一つが東山魁夷展。実は東山魁夷展の方は、プレビューイベントがあると知り、応募させて頂いたところ当選しまして!このところ人混みを見に行っている様な展覧会が多かったので、好きな作品をゆっくり見る事が出来るプレビューイベントは、見る側にとても優しいイベントとなりました。他の展覧会でもこういうシステムを導入して欲しいです!ゆっくり見れるのなら、正直、入場料を払っても良いと思っておりますので!!人気のある展覧会は特に!!というわけで、東山魁夷展プレビューイベントへ。この展覧会、私はどうしてもナマで見たい作品が一つありました。「緑響く」がそれ。この美しい緑に白い馬…ファンタジックでとても好きなのです。また、他の作品も展覧会公式サイトで拝見して原画が見てみたいなと思いイベントに応募しました。念願かなって幸せです。さて、プレビューイベントの会場に到着した私ですが、早速受付を済ませました。そこで思いがけない事が!何と展覧会のカタログを無料で頂く事が出来てしまったのです。ええ!?展覧会を無料で観覧出来、なおかつ人混みを気にせずに見れて、カタログまでついてくるのですか?!ちなみに公式カタログは2300円です。私、思わず「これ本当に頂いちゃっていいのですか?」とカタログを手渡してくれた男性に聞いてしまいました(汗)もう…本当に来て良かったです!!!有り難うございます!受付を済ませ入り口を抜けると、ロビーには物販コーナー。とりあえず作品をじっくり鑑賞したあとにゆっくり立ち寄るとして、足早に展覧会会場へ。美術館、綺麗でした。東京国立近代美術館は初めてくる所でしたので、見る物全てが新鮮です。あたたかい照明の色も素敵だなぁと思いました。展覧会の入り口を抜けると東山魁夷氏の紹介。モノクロ写真の氏の姿に「ああ、この方が作品を描いてらっしゃったんだ」とじっと写真を眺めてしまいました。生誕100周年記念の展覧会で、ご自身は1999年に亡くなられているのですが…作品に存在感があるためなのでしょうか、余り実感がわきません。絵筆をとって作品を描かれている様な…そんな感じさえしました。作品の展示は章立てされていて、第一章は「模索の時代」、第2章は「東山芸術の確立」、第三章は「ヨーロッパの風景」、第4章は「日本の風景」、第5章「町・建物」、第6章「モノクロームと墨」、そして最終の第7章は「おわりなき旅」となっていました。章の中には特集コーナーもあったのですが、その中でも好きなコーナーが第4章の特集「白馬のいる風景」。馬が好きなので興味があったと言うのもあるのですが、その幻想的な色や構図に感動してしまいます。その辺もあわせて後ほどご紹介したいなと思います。全部の展示について書きますと膨大な量になりそうですので、どの作品も素敵だったのですが今回は特に好きな作品をかいつまんでご紹介させて頂きたいなと思っています。また、公式サイトからの画像転載許可が下りている画像(プレビューイベント参加者のみ)が何点かございますので、どんな作風なのか知りたいと思っておられる方のためにも出来る限り掲載させて頂きました。東山魁夷氏は好きな画家さんですので、一人でも多くの方に興味を持って頂けたらと思います(*^v^*)第一章でとても目をひいたのは「焼獄初冬」と「残照」と言う作品でしょうか。↓画像は「残照」「焼獄初冬」は縦に山をみせる構図で、「残照」は横に山を見せる構図。縦長ですと高さを感じ、横長ですと雄大さを感じました。同じ山なのに、見せ方が違うと印象もがらりと変わるのですね。特に「残照」は絵の外や奥、額の外にも山並みが続いていそうで、自然の大きさを作品から感じました。魁夷氏の作品は、どれも奥行きがあって物凄く作品が立体的に見える気がするのです。平面な画材に描かれているのに不思議だなぁと作品を拝見しながら思うのでした。他にも色々な作品がありますが、同じ山でも物凄くデフォルメされた表現の物もあって、とても面白かったです。第2章は風景の作品が多いのですが、色々なパーツがデフォルメされている感じが印象的でした。岩も木の葉もかなり単純化されていて、木の葉の表現が特に面白かったです。結構四角っぽい形で描かれていたり。また、この章の作品で初めて感じたのですが、会場の照明の影響なのか、絵の所々がキラキラと細かく光っているのです。本当に小さな光の粒が、チラチラと綺麗で。とにかく、人混みを気にせずに見れるイベントでしたので、キラキラが綺麗な角度を探して色々な方向から見てしまいました。こういう風にじっくり見れる事で、同じ緑色の中にも色々な緑が交ざりあっている事が分かりました。もちろん緑に限らずですが!この章で素敵だなと感じたのは、白い空に赤い…紅葉に染まった山の頂上が描かれた「秋翳」と言う作品。白と赤が本当に綺麗でしたし、シンプルなのですが心にガツンと残りました。順路をひたすら進んでいくと、第3章に突入です。氏の展覧会の中で実は一番好きなコーナー。題材のデフォルメの感じや、色合い、ファンタジックな要素が心の中に広がります。好きな作品は沢山!モノトーンの色彩と水面に映った木々が美しい「映象」。そういえば、上下対称の作品が多かった気がします。水面に映った自然の風景なのですが、神秘的な雰囲気の物が多数有り、どれも素敵でした。一番最初に画像でご紹介しました「緑響く」もこのコーナーにあり、これも水面に映る白馬や森が美しいです。また、「二つの月」と題された作品も水面に映る月や森が印象に残ります。上下対称とはいえ、水面に映っているので色みや水のちょっとした流れが表現されているので全く対称と言うわけでもなくて綺麗なのです。水面に映っているのが幻想世界なのか、はたまた映っているのが現実世界なのか…色の違いで色々な事を想像してしまいます。水面の美しさがグッと心に残る、そんな作品が多かったです。どうも好きな色が緑なので、好きな作品も緑を使った作品に集中してしまうのですが、青や白もとても綺麗な作品があります。中でも群を抜いているのが「冬華」と呼ばれる作品でした↓この作品は本当に素晴らしかったです!太陽の優しい日差しが筆のタッチにも生かされていて…放射状に撫でられた筆の跡が、降り注ぐ様な光の模様をかすかに残しているのです。大きな作品ですので、目の前にいると心癒されるようでもあり、世界に圧倒されるようでもあり…。白い木の美しさや枝のはりに、雪の中にありながらも生命力が伝わってくる様な感じさえしました。緑響くと同様に、ナマで見て頂きたいなと思った作品です。また、青色メインの作品では「白馬の森」↓が綺麗でした。遠方に見える白馬の幻想的な姿に魅了されます。幻なのかしら?と思える程あわい色で描かれた白馬に儚さを感じました。魁夷氏の白馬を見ていると、色々な想像が頭の中を駆け巡ります。白馬は綺麗ですが触ると消えてしまいそうな…でも目に飛び込んでくる力強さもあって…どんな思いでこの作品達を描かれたのか、ご本人にお聞きしてみたかったなぁと思いました。この章の白馬のいる風景は、皆さんどこかしらで目にされているのではないかと思います。私もこの世界から魁夷氏を知りました。思い出深いコーナーとなりました。まだまだ続く展覧会。次の章は「日本の風景」です。このコーナーも幻想的な作品が心をつかんで離しませんでした。特に好きなのは「北山初雪」。水墨画に深い緑を合わせた様なそんな色合いをしていて、そこに雪化粧した木々が美しく並んでいる様子が描かれています。立ち並ぶ白っぽい木々が何とも愛らしくもあって、じっとその額縁の中の風景を見ていました。また「花明かり」↓も美しかったです。月の光の輪に照らされた、しだれ桜の幻想的な姿と言ったら!!言葉が出てきませんでした。綺麗とか美しいとか幻想的とか、そういう言葉しか出てこない自分のボキャブラリーの貧困さに切なくなる程です。紺の風景ににじみ出る様な桃色の桜の滝。本当に素敵でした。それから、「照紅葉」↓寒色系の多い作品の中でハッと息を飲む様な橙色と黄色と赤の配色に目を奪われます。京都の風景なのだそうで…作品を拝見していると本物も見てみたいなと思ってしまいました。紅葉ってこんなにも綺麗なんだと思わされた作品です。第5章は「町・建物」。自然の世界が圧倒的にモチーフとして多かった氏の意外な作品に驚いたコーナーでした。特に目を引いたのが「窓」↓。手で触ると石の質感が伝わってきそうな、そんな作品です。そのレンガのゴツゴツ具合が見ていて気持ちが良くって!暖かみのある色合いでまとめられた、半開きになったカーテンの隙間からそこに生活する人々の様子がうかがえる様な、1537と刻まれた文字が表す長い歴史を持った風景がそこにはありました。こういう所での生活も素敵そう。この章では「緑のハイデルベルク」と「雪の城」と言う作品が好きになりました。前者は緑色で統一されている建物が印象的で美しく、後者は白い雪が降り積もる枝の隙間から見えるお城が綺麗です。他の章の作品に比べて、一枚の絵に色々な色が入っているのが目に楽しいコーナーでした。さて終盤に差し掛かって参りました。第6章は「モノクロームと墨」と題されたコーナー。カラー作品もありますが、メインはモノクロ作品です。水墨画は実は私も好きで、昔ちょっと本を買って真似して描いた事がありました。墨の織りなす不思議なにじみや濃淡。それが目の前に、大きな完成された作品として展示されている様は壮観でした。どこまでも続くモノクロの世界に感動。色がなくても伝える事が出来るその雄大さに圧倒されました。うっすらと霧にけぶる風景画が特に好きです(*^v^*)第7章は「おわりなき旅」。このコーナーも好きな作品が数多かったです。特に好きな作品は「白い朝」。雪が降り積もった白銀の枝に、とても寒そうに縮こまって後ろ向きに止まっている一羽の鳩の姿が切なくもあり、たくましくも見え。自宅の庭の風景だそうですが…こんな素敵な作品が生まれるなんて素敵ですよね。鳩の体温のあたたかさが伝わってくる作品だと思います。このコーナーの作品は個人的に押したい作品が沢山で困ってしまう程ですが、中でも「緑の窓」と「行く秋」がお気に入りです。「緑の窓」は、緑の木々が作り出す自然の窓枠に、美しい緑の森が一面に広がる作品。「行く秋」は黄金の落ち葉の絨毯が見事な作品です。黄金の葉を持つ焦げ茶の木。この配色が物凄く綺麗でした。画像がご紹介出来ないのが残念なほど!そんなこんなで、展覧会を満喫して参りました!ゆっくりじっくり見れるなんて本当に幸せでした!展覧会はいつもこうあって欲しいですね?。というわけで、好きな作品も沢山増えた所で物販コーナーへ行きました。どうしよう…どれもこれも欲しい…。真っ先に手に取ったのは「緑響く」の大判ポスター。やっぱりこれは外せない。あと「白い朝」のやや大きめのポスターも購入しました。大判のがあれば良かったのですが、一回り小さいのしかなかったのが残念。また絵葉書も色々と好きな作品をチョイス。今回の展覧会でゲット出来ましたのは以下↓の物です。絵葉書は100円から買えますので良い感じですよ♪緑響くのポスターも800円でしたし。大判のポスターは、あとで額を自作して額装する予定です。何かこう…落ちている枝とか額にくっつけてみたかったりしているのです。良い感じに出来上がりましたらブログでご紹介させて頂くかもしれません(*^v^*)超気長にお待ち下さい。枝が落ちるのは秋口とかですしね…。東山魁夷生誕100周年記念の展覧会は3月29日から5月18日まで、東京国立近代美術館にて開催中です。本当に素敵なので、ご興味のある方は是非足を運んでみて下さいね(*^v^*)長々と書きましたが、レポートはこれにて終了です。作品に関しては自分の感じたままを書いておりますので、解説とは全然違った解釈も入っていますが、それは愛嬌と言う事でご了解下さいませ。おつきあい有り難うございました!■関連リンク生誕100周年 東山魁夷展公式サイト→http://higashiyama-kaii.com/index.html
2008/04/03 14:16 コメント(2) 閲覧(1762)
東山魁夷画家緑響く展覧会レビュープレビューイベント
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ロフトワーク岩崎様こんにちわ!こちらこそ、素敵なイベントに参加させて頂き、本当に有り難うございました(*^v^*)これだけ色々と思い入れが書けたのも、ゆっくりじっくり作品を見る事が出来たからだと思います。大きな大好きな素敵な作品を前に、ぽかんと口を開けてみてしまっていたのではないかと、あとで心配になったりしてました(笑)。スタッフさんも絵に興味のある方が多いと思いますので、お気持ち良くわかります?!!また、このような機会がありましたら是非参加させて頂きたいと思っています。今後もどうぞよろしくお願いします。ポータルサイトの運営の方も、どうぞ頑張って下さいませ。陰ながら応援させて頂きます!
美鈴 秋2008/04/06 14:09:05
ブログをアップしていただき、ありがとうございます!それぞれの作品への思い入れを感じますね。楽しんでいただけたようで、とてもうれしいです。本当に充実した作品展だったので、我々ロフトワークのスタッフも思わず作品を堪能してしまいました(笑)。是非、またロフトワークのイベントに参加してくださいね。よろしくお願いします!
ロフトワーク岩崎2008/04/04 20:50:24
作品についての感想 作品購入希望 制作依頼 質問!
美鈴秋様、初めまして。今回ターシャ・テューダ展で販...
ターシャ・テューダー展/3月28日
宮野ちひろ
2008/04/11
ブログをアップしていただき、ありがとうございます!...
東山魁夷展/プレビューイベント!
ロフトワーク岩崎
2008/04/04
うわ!!このカエル欲しい。。。。www 可愛いーも...
エッグアート
あおの あかさ
はじめまして、コメント失礼致します! ルーブル展盛...
ルーブル美術館展/モノノ怪展
瀬名いづみ
2008/03/14
こんにちは!タイヤキ可愛いですね~~ しかもキレイ...
クッキング
rinc
2008/02/20
1位: モシャ展
お絵描き掲示板交流サ...
4,235PV
2位: エッグアート
先日、日本橋三越のバレ...
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3位: 線画14時間
お絵描き掲示板に久し振...
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4位: 仕事記録2006年11月分
サイトで仕事の記録は公...
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5位: 体験乗馬
自宅から自転車で15分...
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イラストレーター
美鈴 秋
色々な仕事に携わりたいと思い、色々と描けるように頑張って参りました。版権ものの仕事をメインに、現在活動しております。動物が好きなので、いずれはそういった作品も仕事にしたいと考えております。何卒宜しくお願い申し上げます。版権ものの作品が多いですが、画風等の参考になれば幸いです。
SIDE VIEW(趣味のサイトです)
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