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「崖の上のポニョ」と「スカイ・クロラ」をみた。
みた時期はそれぞれ違うけれど。
どっちも話題作だ。
話題作ではあるけれど、正直ポニョはよくわからない。
頭の中に残るのはやっぱり
♪ポーニョポーニョポニョさかなの子青い海からやってきた♪
ううん。かわいい
しかし。
ある意味不条理。
デフォルメしすぎ?
大きい月とか波の表情とか、ポニョの妹達とか。
意図されたアンバランスに気持ちが不安定だった。
どうしても微妙なまんまで、テーマと結び付けるには材料がまだ足りない気がした。
時間的にはもちろん十分なんだけれど。
メッセージ性はかなり強いとは思う。
現にあの歌は兵器だよ。
海外からは絶賛なわけだし。
宮崎作品は大好きなんだけどね。
それと脇を固めるキャラクターが個人的に今ひとつ。
全体的にみんな優しい。
どうしようもなさや情けない部分は、それぞれ持ち合わせているけれど、つながりが強くあらわれる分、個の印象がぼんやりした気がした。
スカイ・クロラはその点、個が前面に出ている分だけ、つながりのはかなさやせつなさが
非常に丁寧に描かれている気がした。
どっちも愛を映しているけれど、こんなにも違うもんなのか~、と考えさせられたわけです。
キルドレと呼ばれる大人にならない子供達。
歳をとることのできる大人達。
永遠を生きる者たちと一瞬を生きる者たち。
それぞれが同じように戦場へ飛び立っていく。
あまりにきれいなCGに、ちょっと違和感を感じたところもあったけれど、全体的に素晴らしい。
単純に情緒的な感じに弱いともいえるかな。
ポニョは青い海で、スカイ・クロラは青い空がとても印象的。両方とも青。
どこまでも続く青が観ていてうっとりした。
空のシーン以外は静かに話が進んでいくんだけど。
キャラクターの抑え目な声のトーンも、動きそのものも、ひとつひとつがとても丁寧に描かれている。
押井監督あっぱれ!
そしてなんでかナウシカを読みたくなって、一気に読み返してみました。
ナウシカを読むのはもう10年ぶりくらいになる。
宮崎監督の映画の中で一番好きなのはナウシカで、このモヤっとした不完全燃焼気味の気持ちが読み返させたんだろう。
あの感動をもう一度味わいたかったからとか。
映画と違って原作はもっといろんな国や人物がでてくるから、延長というよりかは、別物として読んだ方がいいくらい内容が濃い。実際映画はストーリーが違うし。
私の理想の女性像はどうしてもここにたどり着く。
潔く優しく猛々しい。
こんな人いないよ~。
でもやっぱり理想だ。
世界の運命ををたった一人で背負っている。
滅びようとする世界の流れの中に一人。
素晴らしい!素敵だ!!
ナウシカがまとっているのは王蟲の血で染められた青い衣。
これもまた青。
青っていいね。
地球も青だしね。
青いマフラー欲しいな。
ということで、哲学的な日々でした。
2008/09/22
2:32
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