
六本木ヒルズの展望台に行ったら、森田恭通氏プロデュースの「LOVE&PEACEクリスマスツリー」が飾ってあった。
ツリーの下にクッションがあってカップル達が木を見上げるように寝そべってくつろげるようになっている。
はたから見るとみんな寝ててちょっとおかしい。
展望台のガラス面を通して、東京の夜景にそのツリーが反射して写っていた。
そのまま写真にしたのでは、文字が逆さに写るので家でフォトショで反転させてみた。
まるで東京の星屑の海に浮かび上がったクリスマスツリーのようだ。
東京の夜景は本当にキレイ。
汚いものを深い闇の中に包んで、キレイなものだけが見える。
その光はとても冷たく感じるけれど、
その冷ややかさが東京という街にあっている気がする。
昔、ある同業の作家さんが超高層マンションに住んでいた。
ところがそれから郊外の家に引越しをした。
「どうしてあんないい高層マンションから引っ越しちゃったんですか?」
と聞いたらその人はこう言った。
「高層ビルは蚊も来ないし、住むには快適なんだけれど『生活の音』がないの。
朝の新聞配達のバイクの音や近所の子供が走り去る音。。。
そういうのが、なんだか寂しくなっちゃったのよね。」
なるほど。
最近は景気も回復して、恐ろしいくらい都心のマンション建設ラッシュが続いている。
私のオフィスの汐留から見えるタワークレーンの数も半端ではない。
東京・・・・・
無機質な建物に無機質な電飾が大量生産されていって
ここで人はいったいどこまで生活感をなくしていくのだろうか。
今日ヒルズに行き、ふとそんなことを考えながら写真を撮っていた。