
かわいそうに、あれはミスターキャットの
大きな勘違いなのです。
といいますのも、
あのゆらゆらと空を(もっとも空ではなく天井なのですけれど!)
優雅に泳いでいるお魚たちは、
ご主人が先日お仕事帰りに新しく見つけた
おしゃれな外国製のインテリアショップからやってきた
綺麗な色のモービルなのです。
けれども、お腹をすかせたミスターキャットにとっては
あれがもう「さぞかしいおいしい新種のお魚」でしかないので、
ご主人のお気に入りのモービルが、
このかわいそうなミスターキャットに
無惨な姿にされてしまう絶対絶命の大ピンチのさなかにあるということは
もうどうにも止められやしない現実のうちの、ひとつなのでした。