
サイト上にて新作「一角獣、玄にして多角のもの」を公開しました。ついでに無理やりサイトの230000ヒットを祝う事にして(中途半端な数ですねえ)デスクトップ壁紙を用意しましたので、よろしければどうぞ。
ストレージはこちら *サイトでも公開しています。
あと、ある伝奇アクション小説の装画を担当させていただきました。和物に挑戦しています。後ほどもうちょっと詳しくご報告させていただきますね。
”一角獣が多角”(!)というのは、ラテン語のウルガタ聖書の有名な誤訳です。cornibus unicornium は英語にするとthe horns of the unicorn で、複数形。ラテン語による一角獣は実際にはmonocerosとかmonocerasと言われていたようですが。
実をいうと聖書ははるか昔から誤訳の天国、仏教経典もしばしば誤訳の極楽、あちらこちらに誤訳がラズベガスのごとく君臨し、そこから誕生するものも多かったわけで。怪我の功名という所でしょう。・・・功名かなあ。
「多角の一角獣」に関しては、記述から言ってどうも「サイ」(rhinoceros )を思わせます。あれならたしかに条件には当てはまりますからね。最も正確な答えがなんであるかは解りませんけれど。サイに関して言えば、角を目当てにした乱獲が問題になっていますが、犀角に含まれる事が多いある物質は発癌性のはず。
聖書には他にも一角獣の記述はあることはあるようです。(誤訳ではなしに)
まあともあれ、一角獣を描こうと思ったときに、何故かこんな叔父さまになってしまいました。ちゃんちゃん。
最近息抜きに読んでいる本:
「ご臨終メディア」(集英社・森達也/森巣博)
「メルニボネの皇子」(早川書房・ムアコック)
「世の初めから隠されていること」(法政大学出版局・ジラール)
「唐草抄」(牛若丸・伊藤俊治)
「唐草抄」は見た目につられてつい手にとってしまう一冊。本自体がオブジェの美しさ。ピンク地の箱に虹色がかった唐草模様がかかっているのですが、たしかここの出版物は版を重ねるごとに箱の色が違っているはずなので、2版ではまた違っているようで。内容も丸呑みには出来ませんが新しい視点がこれまた渦巻きのごとく浮かんでくる仕掛け。「ご臨終メディア」意見を同じくする必要は感じませんが、この考え方もあの考え方もも認識しておく必要がある、という時に読むとよい気が。