一般的な製造メーカーの商品開発は、技術開発部門が研究開発をしたら、マーケティング部門が商品化して、それをデザイナーに渡して、ある程度商品が固まってきたら広告を考える。というふうに、次から次へ順番に渡していくシークエンス型です。
サントリーの商品のつくり方はちょっと変わっていて、コンセプトチーム型という手法をとっています。とにかく何もない状態──強いていうなら液体をつくることとボトルに詰めることは決まっているけれど、そこから先は何も決まっていない状態──で、デザイナー、ディレクター、マーケッター、中身に関する研究者などのメンバーが集められ、そこら商品開発をスタートします。研究者にしても、デザイナーにしても、メンバーはそれそれR&D(Research and Development。研究開発活動)によるネタを持っていますが、とにかくまずはチームを組むことから始めて、コンセプトをつくり、商品をつくります。