
まつだい農舞台ミュージアムショップの様子
林:前回の越後妻有では、Webを通じて全国のクリエイターと協働して17種類の名産品をリデザインするという初めての試みを行いましたが、その感想はいかがでしたか?
北川氏:その節は、クリエイターのみなさんには、本当にお世話になりました。越後妻有のRooootsでは、全国のデザイナーたちが関わったことがきっかけで、地元の人だけでは見いだすことができなかった特産品の良さが再発見され、デザインを刷新することで世界の人々にも通用するものへと変わり、広がっていきました。
また、参加したデザイナーにとっても越後妻有と出会う機会となり、芸術祭に参加するという新しいチャレンジとなったようです。結果的に、売り上げの増加にもつながったという点に、将来への可能性を感じますね。今年の瀬戸内国際芸術祭での展開が楽しみです。
林:そうですね。越後妻有の場合で重要だったのは、そこに地元の人と、デザイナーとのコミュニケーションがうまれたということです。
選ばれたクリエイターも、みんな並々ならぬ情熱で挑んでいたため、最後まで妥協しないで取り組んでいました。業者の人とも何回も何回もやり取りをして、商品のディテールひとつにまでこだわりぬいていました。業者の方々とクリエイターとが出会って、ひとつのものを作り上げていく。あのコミュニケーション自体に価値があるんだなって思います。

Rooootsブランドは大々的に展開され、好評を博した