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イベント/コラボ 2009/04/30

東京・春のアートフェア2009 フォトレポート

東京・春のアートフェア2009 フォトレポート

三宅 信太郎 《Path to Egypt》 (Tomio Koyama Gallery)
三宅 信太郎 《Path to Egypt》 (Tomio Koyama Gallery)

2009年4月の第1週、今年も、東京はアートフェア一触に染まりました。秋葉原のアキバ・スクエアで開催された「101Tokyo Contenporary Art Fair」のオープンを皮切りに、続いて日本最大級のアートフェア「アートフェア東京」が、東京国際フォーラムとTOKIAの2会場で開催され、どちらもおおいに賑わいを見せました。

今回の特集では、2009年の春の東京アートウィークを振り返りながら、東京における現代アートの盛り上がりをレポートします!

エネルギッシュでアバンギャルドな現代アートフェア、101Tokyo Contemporaly Art Fair

「"New Art, Fresh Discovery"(新しいアート、新たな視点)」をテーマに開催された101Tokyo Contemporaly Art Fairは、第2回目を迎えました。ロフトワークは、そのオープニングレセプションに潜入。今年も、パフォーマンスやライブペインティングありで、現代アートの勢い・躍動感を強く感じるイベントとなりました。

オープニングレセプションの時点で、数多くの来場者が集まった
オープニングレセプションの時点で、数多くの来場者が集まった

刺激的なパフォーマンス満載のオープニングパーティ

企画展「101 DISCOVERIES」では、次代を担う若手注目作家を紹介。101Tokyo が打ち出す「若さ」や「アバンギャルド」のイメージを、強く印象付けました。

また、101Tokyoといえば、昨年のオープニングで数々のパフォーマンスを披露し、センセーショナルな幕開けを飾りましたが、今年のオープニングもまた、さまざまな仕掛けが飛び出しました。

黒ずくめの男女による「食」をテーマにしたショッキングなパフォーマンスや、「悪魔のしるし」によるハプニングでは、白い奇妙な衣装を身にまとった人々がうごめき、さまざまな動きを取りながら、会場を練り歩きます。

また、別の場所ではライブペインティングがあったり、ライブとアート作品との同時多発的なパフォーマンスが、会場の人々に息をつかせる暇を与えません。

ユニークなギャラリー、アーティストたち

101Tokyo に出展していた、個性豊かなアーティストやギャラリーをご紹介します。

天野喜孝氏の作品 (Art Statements)
天野喜孝氏の作品 (Art Statements)

101Tokyoの中でも特に注目度が高かったギャラリーのひとつが、Art Statements の天野喜孝氏の作品展。オープニングレセプションの間、常に人だかりができていました。

人気ゲームソフトのアートワーク、キャラクターデザインでも有名な天野さんですが、じつは5・6年前から現代アートの分野に進出し、現在は香港のギャラリーArt Statements のアーティストとして活動しているそうです。

海外での人気も高まっている天野さん。これから確実に日本を代表するアーティストとなるであろう、その活動には目が離せません。

Sesamespaceさんの作品 (fabre8710)
Sesamespaceさんの作品 (fabre8710)

写真を使ったコラージュ作品が目を引いたのは、fabre8710のセサミスペースさん。カツラを被った羊が印象的なこの作品は、じつは、自分の髪の毛を使用しているのだとか。この作品以外にも、よく自分の姿を切り取って作品の中に組み込むことが多いのだとか。

コラージュ以外にも、立体作品やインスタレーションなど、表現手法は多岐にわたっているセサミスペースさんですが、すべて作品に通じるのが、見る人に与える「えも言われぬ違和感」。人々の記憶に残る奇妙でユニークな作風に今後の期待を感じさせる、注目アーティストです。

梅沢和木さん (art project frantic)
梅沢和木さん (art project frantic)

礒谷 権太郎さんの作品 (art project frantic)
礒谷 権太郎さんの作品 (art project frantic)

礒谷 権太郎 (art project frantic)
礒谷 権太郎 (art project frantic)

オープン2年目のart project frantic が紹介したのは、2人の若手アーティスト。梅沢和木さんの作品は、《Untitled》は、Web上に氾濫するイメージ(画像)を原形がわからないくらいに細かく切りとり、グラフィックとして再構成することで、情報のごみの中から人工物的な「美」を浮かび上がらせています。

一方、まるで夢に出てくる不思議な生き物のような彫刻をつくる礒谷 権太郎さんは、コーラのペットボトルや、酒の瓶など、すべて自分の身の回りのものを素材として作品を生み出すそう。

「ぼくらは、ごみの中からアートを創りだすんです」と、不敵な笑みを浮かべる、磯谷さん、梅沢さん。「エコ」や「リサイクル」という視点よりも、はるかにシニカルでクリエイティブなアーティストの視点が光っていました。


Clara Desire の作品とギャラリー・ショウ・コンテンポラリーアートの小鍋さん
Clara Desire の作品とギャラリー・ショウ・コンテンポラリーアートの小鍋さん

ギャラリー・ショウ・コンテンポラリーアートでは、海外の若手作家の作品を紹介。チャイナ服がかわいい、ギャラリストの小鍋さん一押しの作家は、フランス在住の Clara Desire。ビビッドな色合いと遊び心あふれるドローイングがかわいい作品。急速に人気が上がっている作家のひとりなんだとか。

「Claraさんは、覆面プロレスラーと、キャラクターが好きなんですよ! 私も作品を買いたいんですけれど、人気があるからいつもほしい作品が売り切れてしまうんです」と、目を輝かせながら語ってくださいました。

アーティストやギャラリーを身近に感じる

Billie Zangewa (AERONOVA)
Billie Zangewa (AERONOVA)

国際色の強いアートフェアとしてスタートした101Tokyo では、今年もアメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカなど、さまざまな国と地域からの出展がありました。まさに、日本国内ではここでしか出会うことができない作品や、アーティストに出会える貴重な機会ともいえるでしょう。

また、普段、なかなか話しかけにくいイメージがあるギャラリーのスタッフの方やアーティストにも気さくに話しかけられる雰囲気は、101Tokyoならでは。新しいアート、世界のアートに触れられるだけでなく、現代アートにかかわる「人」とコミュニケーションすることで、アートの存在をより身近に感じることができるフェアとなりました。

JUN OSON さんも、ファインアート界に華々しくデビュー?
JUN OSON さんも、ファインアート界に華々しくデビュー?

大根を使った、不思議なライブも
大根を使った、不思議なライブも

次のページは、@FORUM/@TOKIA の2つの会場で開催された「アートフェア東京」のレポートです!


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