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百鬼

靴を無くし、森をさまよっている男に大雨が襲う。
男は、まるで何かに導かれるように小さなお堂の軒下で雨宿りすることに。
お堂の片隅には、倒れたままになった地蔵の姿があった。
そして、草むらから男を伺う謎の声が聞こえる。
化け物たちは、この世が「筋書き」に沿って進むよう、カラスが鳴く回数や月の明るさまでも調整していた。
森に住む化け物たちが、この世を「筋書き」に沿って進行させるためとった手段とは?
「百鬼」は奇妙だけど、どこか愛らしい独特な世界観で作り上げられた「現代の昔話」です。

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