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2013/08/29

結果発表 | 小豆島オープンクリエイションプロジェクト 島T計画

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グランプリ決定! この春、「小豆島Tシャツ」として商品化される作品は…

「小豆島オープンクリエイションプロジェクト 島T計画」では、小豆島の地域デザインにかかわる人々をつなげる「小豆島Tシャツ」のデザインと、Tシャツを活用して島の活動を盛り上げるアイデアをオープンコンペで募集しました。140点もの応募作品から、審査員陣の厳正なる審査によって選出された受賞作品全4点を発表します。

>>>小豆島オープンクリエイションプロジェクト「島T計画」 募集概要はこちら


「島T計画」審査員

椿 昇

黒島 慶子

いのうえ ただひろ

真鍋 邦大

林 千晶

*都合により、ロフトワーク代表 諏訪光洋が参加できなかったため、同じくロフトワーク代表 林千晶が審査員を務めました。


審査会の様子(ロフトワーク烏丸オフィスにて)



グランプリ

しろうべえ『小豆島月世界旅行』

年老いた佃煮職人と佃煮づくりを未来へ伝えようとする若者たちは、ある日、月へと飛び立ちます。彼らを待ち受けるものとは…? 小豆島の写真からインスピレーションを得て創作した、佃煮工場と月を舞台に展開する物語を全13枚のTシャツでつづる、インパクトのあるアイデアを提案しました。
>>しろうべえ さんのポートフォリオへ

講評

小豆島は僕のような人間に島の大きなプロジェクトを任せてくれる、すごくイノベーティブな島。この作品は、これから始まるアートプロジェクト全体の「ヤバイ感」を象徴している。小豆島へ行く楽しみが増えました。しろうべえさんにはぜひ、小豆島町長をモデルにしたTシャツもつくってほしい。(椿さん)


小豆島には、所謂「ゆるキャラ」に負けない強烈なインパクトのある人物がたくさんいるので、かねがね、そういう人たちをもっと外に打ち出せたらいいのにと思っていました。グランプリ作品から、小豆島の名物ともいえる人々のキャラクターを反映したTシャツや物語が生まれることを期待しています。(黒島さん)


審査会の前は、まさかこんなに斬新な作品が受賞するとは想像していませんでしたが、見ているうちに不思議とだんだん愛着がわいてきました。これまでの地域振興は「安全な道」を選ぶのが当たり前でしたが、このTシャツにも象徴される形で、これからいい意味で変わっていくといいなと思います。(いのうえさん)


通常の発注案件や島の中の人間だけでは絶対に生まれないデザインが選ばれて、公募を実施した甲斐がありました。他の島にはない突き抜けたTシャツができると思います。早くこのTシャツを着たいです。(真鍋さん)


イノベーションは、一見するとちょっとヘンテコなものから生まれたりします。小豆島もまた、これから何が出てくるのかわからない、面白いプロジェクトがスタートしている島。だからこそ、この個性的でパワフルなTシャツがピッタリだと思いました。(林)



審査員特別賞 受賞作品

zuca『“小” “豆” “島”』

Tシャツを着る人みんなで“小” “豆” “島”の文字をつくるTシャツ。さらに、Tシャツの販売と合わせて「小豆島フォトコンテスト」を実施。コンテストの応募写真でガイドブックを作るというアイデアを提案しました。
>>zucaさんのポートフォリオへ

講評

「小」「豆」「島」のタイポグラフィの中に島の食・特産品のイメージ組み込みながら、シンプルかつエレガントに仕上げている、非常にクオリティの高いデザイン。島の多様性や優しさ、手仕事感を十分に表現できている。ギミックに頼ったデザインではないので、長い間着ることができそう。(椿さん)



垂水秀行『小豆島をつくる人々(醤油職人)』

作者自身が小豆島に訪れた体験をもとにデザインを制作。小豆島の職人魂が宿る「醤油」の木桶と島をイメージしたイラストは親しみやすく、背中の「小豆島」は大胆に島の存在をアピールしています。
>>垂水秀行 さんのポートフォリオへ

講評

醤油の杉桶に島が浮かんでいるイメージがわかりやすく、ひょっこりひょうたん島のように愛嬌がある。島外の人がこれを着て、背中に「小豆島の人」とか「小豆島な人」などと書いてあったら面白いし、話題になると思った。(椿さん)

島の外でこれを着て歩けば、小豆島をPRする「歩くポスター」のようで面白い。(真鍋さん)



入選作品

BOW WORKS 「大きな海のポケット」

フロント部分にある波の形をした大きなポケットが印象的なTシャツ。島に来た人も、島に住んでいる人たちも自然に着ることができる、かわいらしいTシャツのアイデアを提案しました。
>>BOW WORKS さんのポートフォリオへ

講評

小豆島出身者としては、いかにも「小豆島」というTシャツを着るのは気恥ずかしいもの。島の人々も気兼ねなく着ることができる、余白があるデザインが素敵ですね。みんなで、ブルーのポケット部分を思い思いの波の形に切ったものを着て砂浜に並んだら、きっとかわいいと思います。(黒島さん)



審査をふりかえって

今回のコンペティションでは、「小豆島の地域デザインにかかわる人々の心をつなげる『小豆島Tシャツ』のデザインと、Tシャツを活用して島の活動を盛り上げるアイデア」という、通常のTシャツデザイン公募よりも大きなテーマに取り組みました。当初、この難しいテーマに対してどこまで関心を持ってもらえるだろうかという心配もありましたが、公募ページには600近くものFacebook「いいね!」をいただくという予想外の大きな反響が。クリエイターのみなさんからも、数多くの力作が寄せられました。

審査には、島の中と外、それぞれの立場から小豆島に深くかかわっている方々が参加し、これから展開される小豆島のアートプロジェクトの方向性や島の未来を見据えながら、多くの議論を重ねました。そんな中、「島T」の審査において特に大切にされたのが、以下の4つの点でした。


1. コミュニケーションツールとしての「強さ」

クリエイターデザインTシャツといえば、ファッション性はさることながら、出会った人に「そのTシャツ、おもしろいね」と話題にしてもらうのが醍醐味。デザインとして綺麗にまとまっていること以上に、出会った人の目を引き、記憶に残るような強いインパクトや話題性が求められました。

2. 小豆島「らしさ」をリアルに表現する

その地域の特性や空気感が汲み取れているかどうかが、大きな評価点となりました。審査員の中からは「小豆島には歴史や伝統、手仕事などある種の『重さ』があり、それが魅力となっている。どの観光地にも見受けられるような軽い・明るいデザインよりも、重みのある表現がリアルに小豆島を体現していると感じる」という意見も出ました。
また一方で、2013年に小豆島で開催されるアートプロジェクトの革新性とフィットする内容かということも議論されました。

3. 島の中の人、外の人の両方が着て面白い

テーマの特性上、小豆島の中と外を分けないコミュニケーションを体現できているかどうかも大切なポイントとなりました。島の中の人は「いかにも観光Tシャツ」のような気恥ずかしさがないデザインを、島の外から来た人々は小豆島でしか出会えない特別なTシャツを求めており、その両方のニーズに応えるデザインが高く評価されました。

4. 企画展開の可能性が広がる、イメージできる

大賞を受賞した作品について、各審査員から「島のおもしろい人々をキャラクターにデザインを展開してほしい」「Webと連動してストーリーを展開しても面白い」「島で佃煮を作っている●●さんにこのTシャツを着てほしい」等々、Tシャツの活用・展開アイデアが次々と出てきました。作品から島の人々を巻き込んだ面白い企画展開が実現可能な形でイメージできるという点も、大賞受賞の決定打となりました。

これらの議論を通じて、グランプリ受賞作品は審査員の全員一致で決定しました。
しろうべえさんのTシャツは、3月末までに商品化予定です。完成したTシャツとその後の展開はloftwork.comでもご紹介しますので、どうかお楽しみに。(loftwork.com 編集 岩崎)

応募してくださったみなさん、本当にありがとうございました!



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