ベルリンと東京、アートな出会い2009年11月6日(金)~8日(日)にかけての3日間、loftwork Groundでは、ベルリンのアーティスト達6名によるグループ展、「Aktion Drawing ♯4 Tokyo」が開催されました。「Aktion Drawing」はベルリン在住の日本人アーティスト、清水麻紀さんが立ち上げた、ライブペインティングイベント。パリやベルリンでの開催を経て、今回ベルリンの壁崩壊20年目の節目、そして東京とベルリンの姉妹都市提携15周年を機に、東京で開催することになりました。この「Aktion Drawing」とは一体どんなイベントなのか? 早速、その様子をご紹介し…

特集

2009/11/27 EVENT EVENT

[Report] Aktion Drawing in Tokyo

ベルリンと東京、アートな出会い

2009年11月6日(金)~8日(日)にかけての3日間、loftwork Groundでは、ベルリンのアーティスト達6名によるグループ展、「Aktion Drawing ♯4 Tokyo」が開催されました。

「Aktion Drawing」はベルリン在住の日本人アーティスト、清水麻紀さんが立ち上げた、ライブペインティングイベント。パリやベルリンでの開催を経て、今回ベルリンの壁崩壊20年目の節目、そして東京とベルリンの姉妹都市提携15周年を機に、東京で開催することになりました。

この「Aktion Drawing」とは一体どんなイベントなのか? 早速、その様子をご紹介しましょう。

文・写真:荒巻 香織 Kaori Aramaki (一部記名のあるものを除く)
http://alltagintokio.blog29.fc2.com/



絵と絵のセッション、「Aktion Drawing」

今回の「Aktion Drawing #4 Tokyo」でのベルリン側の参加者は清水さんを含め計6人。それぞれが違ったバッググラウンドを持つアーティスト達です。

彼らは今回が初来日ということで、とても興奮していました。

11/6の初日。会場にはホワイトボードに張られた真っ白な紙がいくつも用意されています。

開始時間は17時。参加者のリラックスした表情で雑談をしている中、清水さんの一声で、それぞれが思い思いの道具を持って、紙に向かいだしました。

「Aktion Drawing」開始!それぞれが思い思いに絵を描き出します。用紙された道具も多種多様!
「Aktion Drawing」開始!それぞれが思い思いに絵を描き出します。用紙された道具も多種多様!

「Drawing」とは英語で「単色の線で簡単な図をかく」という意味があります。「Aktion Drawing」では、誰かが書いた「絵」に他の新たな「絵」を加えていくことで、さまざまな色やテイストが加わります。

それは音と音が重なり合うような空気が生まれ、最終的にはたくさんの人が関わった大きな作品へと変わっていくのです。

まさに、その風景は絵と絵のセッション風景。

清水さんはこのイベントについて、こう語っていました。

「“Aktion Drawing”は、参加アーティストが対話しながら自由に絵を描いていくというライブペインティングです。今回は東京とベルリンのアーティストの橋渡しがしたい、そして、その間に立ちはだかる壁を崩したいと思ったのです。」

今回、参加を表明してくれた日本側のアーティストは、7名。

みんな、ベルリンのアーティスト達と楽しく対話をしながら絵を描いていたのが印象的でした。

誰かの絵に新しく線を加えていく、自由なアート




誰かの絵に新しく線を加えていく、自由なアート

そして、このイベントは誰でも参加自由! ということで、ふらりと立ち寄ったお客さんも、気が付いたら手に筆を持って絵を加えていました。
その姿はみんな本当に楽しそうで、アートという世界は国境を超えるのだと感じる瞬間です。

これこそが、清水さんの目指す「Aktion Drawing」なのかもしれません。

ベルリンの空気をそのまま持ってきたようなリラックスした空間

Kaori Aramaki

Kaori Aramaki

このイベントでは、ベルリンの空気を東京に持っていきたいという思いもあったといいます。

ベルリンでは多くのギャラリーがあり、ゆるりとした雰囲気の中で展示会が開催され、自由な空気の中でアートを楽しむことができます。

「Aktion Drawing」では、バックにベルリンのアーティスト達のインタビュー映像(「DASEIN Projekt」http://dasein-projekt.blogspot.com/)を流しながら、会話を楽しみ、飲み物を楽しみ、それぞれが自由な姿で過ごしていました。

Anja Mueller

Anja Mueller




知らない人アーティスト同士がそこで知り合い、言葉を交わす。
好きな時間にやってきて、好きなだけ過ごして、好きなだけ言葉を交わして帰っていく。
そんな空気が、このloftwork Groundにも出来上がっていたような気がします。

そんな中、19時からはIlluteのライブが始まりました。
Illuteことウテは、ゆったりした空気を持った可愛らしい女性シンガーです。そして、イラストレーターでもあります。

リラックスした雰囲気の中、彼女の不思議と耳に残る優しい声と音色は、イベントの空気を、よりゆったりとした時間へ導いてくれました。

ライブではロックバンドGENEで活躍中のベーシストichiが参加し、音楽でもベルリンと東京の競演が生まれました
ライブではロックバンドGENEで活躍中のベーシストichiが参加し、音楽でもベルリンと東京の競演が生まれました

≫GENE Official Web Site

ゆったりした雰囲気の中、「Aktion Drawing」の初日は終了。
みんなが絵を通して交わした時間は、熱い情熱をもった作品として残りました。

それぞれの作品は、清水さん曰く「ドイツやフランスの作品とはまったく違います! やっぱりこれが日本人の感性なんですね」とびっくりしてしまうほど、カラフルなものに仕上がっていました。
この作品たちは、11/14までloftwork Groundで展示され、公開されていました。

少し短い期間でしたが、ご覧になった方もいるのではないでしょうか?

ベルリンと東京のアーティスト達のアートのぶつかりあいから生まれた作品たちは、展示が終了した後、彼らの手によって大事にベルリンへ持ち帰られたということです。

初の試みで主催者の清水さんも、ベルリンのアーティスト達も当日まで緊張していたそう。

ふたを開けてみたら予想以上の楽しさで、みんな安心したそうです。
このイベントを通して、ライブペインティングの面白さを感じた人もいるでしょう。

ベルリンと東京のアートのコラボレーション。
これからも続けていけたらと、清水さんは語ってくれました。

≪Aktion Drawing ♯4 Tokyo≫ 出演アーティスト

Artists BERLIN :
Andreas Toepfer: http://andreastoepfer.blogspot.com/
Anja Mueller: http://www.anja-mueller-fotografie.de/
Gisela Goppel: http://giselagoppel.de/
Illute: http://www.myspace.com/illute
Katja Zimmermann: http://www.frauzimmermann.com/
Maki Shimizu: http://makishimizu.de/

Artists TOKYO :
Boojil: http://boojil.ojaru.jp/
ERICCO: http://ericco.mods.jp/
ぼっつ: Ayako Okubo http://web.mac.com/kitekiss/
こうちゃん: Aikou Michi
森林(もりりん): http://www.loftwork.com/user/6190/
田代真理: http://www.maritashiro.com
IBUKI: http://fotologue.jp/ibuking

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